辰尾村という山の中に集落があった。そこでは人身供養の生贄の儀式がいまだ執り行われていた。これはその村で生贄となった少女の物語である。
【物語】
山の中に辰尾村(たつおむら)という集落があった。
21世紀になった現代の日本で、この村には古臭い因習がいまだなお強く根付いていた。
その多くの因習の内、とりわけ厳格に行われているのが、人身御供である。
災厄が訪れるのは、神が人間の罪業にお怒りであるからだとこの村では信じられていた。
そして飢饉や自然災害などが起こると、それを鎮めるため、
麻那古(まなご)神社で祀られている龍神様に若くて美しい女性を捧げることにしていた。
辰尾村では、近年、原因不明の病で死ぬ者が相次いでいた。
村で一番の美少女と言 ・・・・・・・ 続きを読む





