■プロローグ■
僕は足立匠。(あだちたくみ)
ごく一般的な会社員として
生計を立てている。
僕には恋愛結婚をした妻が居る。
妻の名は凛子。(りんこ)
大学のサークルの後輩だった。
誰にでも自慢できる、
可愛くて綺麗で、聡明な
妻だ───────
…妻が子供を欲しがっているのは
解っている。けれど、今これ以上
忙しくなるのは正直体が保たないし、
夜の生活を営む暇なんて以ての外。
まずはマイホーム。その為に僕は
身を粉にして懸命に働いている。
幸い仕事は軌道に乗り、上司や
社長にも気に入られた。
家庭は妻が守ってくれている。
ごめんよ、凛子。こんな自分勝手な
僕を黙って許してくれる、
寛容で聡明な凛子。見守ってい ・・・・・・・ 続きを読む




